一乗寺の周辺には、似たような踊りや習俗のものが多くあります。
念仏踊り
- 市原ハモハ踊り: 「ハモハ」とは「南無阿弥陀仏」が転訛した言葉で、締太鼓と鉦のゆったりとしたリズムに合わせて歌い踊る念仏踊です。
- 修学院題目踊り:音頭取りが歌う「南無妙法蓮華経」という題目に節をつけた歌に合わせて踊る盆踊りです。櫓に立てられた青竹の先には、観音経が書かれた切子燈籠が一灯吊るされます。
- 松ヶ崎題目踊:日本最古のお盆の踊りです。鎌倉時代末期に、松ヶ崎村の全村民が天台宗から日蓮宗に改宗して以降現在まで続いている宗教的行事の一つです。
- 上高野念仏供養踊:踊り場の中央に施餓鬼台が置かれ、住職による回向の後、囃し方による太鼓、鉦に合わせ、念仏を唱えながら、ゆっくりと踊られます。
鉄扇踊り
- 市原鉄扇:市原でも口説き調の音頭で楽器は用いない鉄扇が踊られています。市原では鉄扇の後に、江州音頭が踊られます。
- 北白川鉄仙流白川踊:江戸中期頃から流行したとされる盆踊りで、道念節から派生した といわれています。北白川の鉄仙は、室町幕府の末期に、比叡山の奥、横川中堂の学僧「鉄仙」が様々な物語に念仏風の節をつけて、村人に伝えたという説があります。
- 修学院もみじ音頭:修学院離宮を中心としたことから、別名御所音頭とも言われ、紅葉の名所 に因んでその名称が付けられています。紅葉柄の衣装を身に着けているのが特徴です。
- 松ヶ崎さし踊り:日本最古の盆踊りと言われる題目踊の後で踊られます。楽器を用いず、男性の音頭取り衆の音頭に合わせ、櫓の周りを輪になって踊ります。
- 大原八朔踊り:高張提灯を先導に音頭取りが歌を謡いながら江文神社向かい、その後、四方に斎竹を立て注連縄を張った屋台に音頭取りが上り、道念踊りが踊られます。道念音頭は楽器を使用せず謡われます。
- 熊川宿てっせん踊り:鯖街道を経由して一乗寺から伝わったとされる福井県若狭町のてっせん踊りです。地元「熊川宿伝統芸能保存会」の手により平成10年(1998)に復興しました。福井県にはこの他にも、高浜町東三松の口説音頭など、鉄扇を起源とするとされる踊りがあります。
灯籠踊り
- 久多の花笠踊り:造花でかざった燈籠に火をともし、室町小歌のしらべに合わせて踊ります。令和4年11月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
- 八瀬放免地踊り:頭上に赤紙で作った透かし彫りの切子型灯籠をのせた8人の女装した少年が、音頭取りの太鼓にあわせて静かに踊り、神社に奉納します。





