[音頭] 吾妻土産

江戸から京都の宿場「東海道五十三次」を巡る音頭

[音源] ※冒頭部分のみの音源となっています

[歌詞]

久方の そらもしづかに君が代乃
千代に八千代の松風も 枝をならさぬおさまりて
今此時にやまさるべし
さすがに廣き古さし乃に
今日はるばると思ひ立ち 都の方えとこころざす
旅路の名所ぞおもしろや
山のは
しらでいずるひの
入方も又古さしの乃 原はしなじな品川に
河乃数さえ河﨑を おとしてあるや金川の
行けば程なく程ヶ屋の
戸塚を握り藤沢乃 たづねて遊行上人の 寺えまいりてみてあれば
あら有難やいつとても みのりのみちとはゆふだすけ
左の方をみわたせば
江乃嶋森やかさすらん
ちごがふちとはしをらしや 平塚駅にとまりぞや
こころいそんをぐをいそ乃
寅と十郎がすげなりや
契りは猶もふかみ笠
身にもあわれやしられける
しぎいだつ澤乃昔をば
たづねて小田原ういろの
いちりうをつめばたちくらみ
づつをみまいや旅労れ
はらす薬を箱に詰め 箱根乃関で笠をぬぎ
我こしくれば伊豆乃海 おぎの小嶋による波や
三嶋乃神の名ふだ桂ら
只ここ西をめぐりきて 沼津の駅を打過ぎて
こころ浮嶋原なれや
はらは吉原かんばらと 唯がその名も由井乃
しばしとたのむおきつ駅
隅田河原乃いそ枕ら
江尻乃駅にとまりきて とりもしきりにてらでらの
かねのおなひびきにたちいずる 三保松原ながめ行く
主に不忠をせぬひとは
老て楽してやれまれこをば
きやげて暮すすきすき乃 酒の肴におかべ乃さと
そ乃しやく人におふじ枝
嶋田わげなる浮き女に
幾世の海は大井川
おおきに金屋日坂乃 ひたりてにみる鯨山
登りヲンヲンヲリテ
エンエンやれ掛川を たれか廣いとアア袋井や
見附の駅やな浜松や
風ふきはらす
ほのぼのをと 夜明烏すのつげ波の
まいさかすぎてはふねに乗り
関処ばらいの御関処
さつてもそれとはひらつかの
みちはひとすじふた川に
吉や吉田乃かみかんあきや
ごゆう あかさか乃でおんなが
赤まいだれにほだされて
ふじ川などと名を付し 岡崎女郎衆
岡崎女郎しゆはよい女郎しゆくの
ちりふの駅は鯉鮒乃
いけすの肴なになんと ひとつ鳴海の浦人の
かほぞすずしきみやえをば たがあつたとや名付しぞ
浮世乃ことは桑名やと
四日市場乃賑わしき
なんとしよのといふうちに
石乃薬師を寄るために
ばんせいが亀山や 関乃地蔵へ舞りつつ うつしやとじよがだけ
かがとせんえて 遥に坂の下 みればさみだれの日の降るさまよ
鈴鹿川とは八十瀬川
とつかけ川の右の方
田村明神御社 あいの土山あめ降るな 水口ともゆなもいやよ
てんきかたかれ石部山 草津乃河を打渡る
うばが餅をば三上山
ともりはてたる鏡山
膳所乃まつ原うちでの浜え
大津八町札の辻 我をむかいに大阪え
関とはゆえど走り井乃
水をばえこそとどめえん
十日余りの日の岡に粟田口なる庚申堂
まめでたつしやでそくさいで 都え早くつきにける
そもこの馬つきの駅々に
じんぐこうごの五十年
はじめてさざめたもふとて 末の世までもたえせぬか
きてみよかし乃え