
一乗寺の人じゃないけど、一乗寺のことをものすごく調べたい、そういう人がもっと増えてほしい。だからありがたいなと思って。そういう若い人からまた広がっていくと思って。あの人がしてるんやったら自分もやろうかなっていう人が増えてほしい。
保存会のこれからについて
◉これから鉄扇踊りとか保存会がどうなっていって欲しいですか?
中川:外に派手に広がらんでも今のように細く長く続いてほしいなと思うし、それに興味のある人は「どうしよう」って後退りしないで飛び込んでほしい。
◉確かにそうですね。
中川:初めてのことやと「自分から行く」っていう勇気がいるもんな。
奥村:でもあの人[最近保存会に入会した渡辺直子さん]えらいやろ。子ども二人連れて、そういうのにすごく興味があるってあの人から飛び込んできてくれて。
◉そうなんですね。
奥村:子どもも児童館に行ってんねん。それもあるし、夏祭りとかで見てて、そういうことにものすごく興味があるんやって。昔の一乗寺のことにもすごく興味があるんやって。だから色々調べてはる。
◉そうなんですね。渡辺直子さんにもインタビューしようと思ってます。
奥村:してあげてください。あの人も一乗寺の人じゃないけど、一乗寺のことをものすごく調べたい人で。そういう人がもっと増えてほしい。だからありがたいなと思って。そういう若い人からまた広がっていくと思って。若い人が入ってくれたっていうことは、あの人がしてるんやったら自分もやろうかなっていう人が増えてほしい。
中川:そうやね。 小さい子がいるのによう来はんなって感心する。
奥村:そういうのにものすごく興味があるんですよ言うて。
◉確かにそうですね。娘さんも頑張ってて
奥村:そうそうそう、頑張って踊ってくれてるし。もう我々で終わりかなと思ってたけど、この先がちょっと明るくなってきた。ほんまに前みたいにそこで途切れるんかと思っていたから、これからもずっと続いていけたらいいな。
◉私たちも鉄扇踊りの保存会の方と関わっていて「自分たちに保存会の方はどういうことを期待してるんかな」とみんなで話していました。奥村さんと中川さんは保存会に参加する学生たちにどう関わっていってほしいですか?
奥村:今までみたいにな。
中川:ええと思う。関係のない学生さんにも広がって、興味のある人は来てもらうといい。
奥村:だから、興味のある人は多分残ってくれるやろし。それでいいと思う。
中川:若い人が来てくれはるといい。
奥村:ありがたいよな。そういうことに興味を持ってくれて、やってくれてる。時間外にな。 あんなに夜遅いのに、ほんま忙しいのにね。すごいありがたい。
中川:地元の若いもんなんて横向いてるのに。
奥村:そうそう。全然そんなん興味ないのに。だからすっごくありがたい。嬉しいな。ほんまにもう今のままずっと続いてほしいなと思います。
まとめ
インタビュー全体を通して、穏やかで、どこか懐かしい空気感が感じられた。厳しく怒られながらも「それでもまた教えてもらおうと思った」という中川さんの言葉からは、踊りが義務ではなく、心から「好きなもの」だったことが伝わってくる。また、「細く長く続いてほしい」「興味があれば飛び込んでほしい」という言葉には、無理なく次の世代へ手渡していきたいという思いが込められている。鉄扇踊りは、人と人とのつながりの中で、今も静かに生き続けている文化だと感じた。
文責:「街と人と音楽と」ゼミ





